モノ語りヒト語り

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だんごより花・植物男子増殖中!

欲しい時にモノもヒトも近寄ってはくれない。しょうがない、諦めよう、と決意した時に、皮肉なことにモノもヒトも近づいてくることが多い。かと言って、努力もせずにずーっと待っていては、一生手に入れることができないのは勿論のことである。

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などと大層な話にしているが、実はこの花鋏のことだ。今、「くらしのくら」のレジ前に小さな花を飾っていて、そのために花鋏が欲しいというスタッフの要望で早速ネットで購入したのがこの写真右手の濃い緑の花鋏である。

3日後、食器などのお買い取りでお伺いした家で数点のハサミが出された。どこかで見たことがある、と思ったら全く同じ新品のハサミではないか。 それも色鮮やかなピンク色の!並べるとメオトバサミのようである。そうか、この組む合わせは期待していなかったが、ハサミの方がこのチャンスを待っていたのかもしれない!

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レジ前の花

毎週当番制で自分好みの花を活けるのが「くらしのくら」のナラワシである(くらしのくらでは花当番やお茶出しも男性、女性の区別は無い)。だから週毎に当番スタッフが変わると、ガラッと花の雰囲気が替わるのも楽しい。この花は「くらしのくらスタッフ平均年齢」を下げるのに貢献しているスタッフ青木(女性)の選択である。

1月には筆者が用意した福寿草が人気であったが、水やりの失敗だろうか、花が枯れてしまった。それを見ていたスタッフ矢満田(男性)は、福寿草を自分で買い求め手をかけて家で楽しんだらしい。福寿草には人を引き付ける魅力があるようだ。

いつもはカメラ片手にああでもない、こうでもない、とつぶやいているネット担当のスタッフ大橋は「花は冷たい水を差し替えてやると、寿命が伸びるそうですよ。でも氷をいれるとダメらしいんですけどね」と花当番になるとセッセと冷たい水を交換している。男は花生けもリクツで楽しむのだ。

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ネット部門パソコンルームデスクでの花(河原で採集したムスカリとたんぽぽ)

「くらしのくら」の斜め向かいに倉庫があり、ネット出品の撮影、メール対応、梱包発送などを男女5名でこなしている。倉庫に簡単なパーティションをおいて部屋を仕切っているだけなのでどうしても殺風景になる。マグカップに野の花で、気分が和らげば嬉しい限りだが・・・

野の花はカタチが花屋さんの扱う花と異なり可憐なものが多い。だがそういう花は「いのち短し恋せよ乙女」そのもので、あっという間に元気を失う。やはり、野の花は野で楽しむのが一番なのかもしれない。

「くらしのくら」へご来店されましたら、この花、果たしてどのスタッフが選択したものか、想像して下さいね。

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