モノ語りヒト語り

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壊れた家具至急欲しい

TVのアシスタントディレクターから電話が入った。「ものすごい貧乏人のドラマで使うために壊れそうな汚いテーブルが欲しい」

何度となくそういう家具と顔をあわせたことはあるが、当然買い取りはしないので在庫はない。ただ、そのADの切迫した様子に、昔映画に関わっていた店長としては聞き捨て置くわけにはいかない。

「夕方まで何とかしてみましょう」

この机の脚を切って泥につけたらどうか、そういえば、この間引取りにいった家のベランダにあった・・・・・安請け合いをしたことに悔いていると、先程の依頼人登場。さて、困った。こうなったら顔の広いブティックのママに頼むしかあるまい。

「もう捨てるって言っていた汚い机が○○さんちにあったわよ」 早速電話をして頂いて訪問。

「いや、もっと汚れていて、やっと立っているようなテーブルが・・・・ホントにめちゃ貧乏という設定なんで・・・・」

ウーム、『彼のいう貧乏』とここ『深沢の人の考える貧乏』とに深いギャップがあるのかも。そうか、だったら日体大の寮の受付にぼろいテーブルと背もたれの壊れた椅子なら!

「これは、家で使うというシチュエーションにはちょっと・・・・」

という訳で、リクエストに応じることはできずじまい。ADの苦労を考えたら、この仕事はまだまだ・・・と思ったヒトトキでした。

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