モノ語りヒト語り

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アンリとフンメルとリヤドロと

大きなマンション一室全部のお買い取りのオーダーがあった。大使館が多くある高級住宅地に位置し、専用エレベーター付いているマンションである。その部屋には大きな玄関の他に通用口があり、搬出の際は別のエレベーターを使用するという構造になっている。リビングは50畳くらいになるのだろうが、庶民の感覚ではその広さは正直分からない。アンティーク家具、フロアスタンド、シャンデリア、洋食器、骨董、毛皮など全部のお買い取りとなり、通算3日、トラック4台、軽トラック3台での搬出となった。

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お部屋全体がアンティークでまとまっているのだが、それぞれの部屋でアンリが微笑んでいた。高級なタタズマイの中にアンリの人形があるだけでほっとする。一番大きい物で体長およそ1メートル、最小で25センチのアンリ人形を16体お買い取りした。くらしのくらでも人気のアイテムである。

北イタリアのドロミテにある小さな村で生まれた木彫のアンリ人形。北海道とほぼ同じ緯度にある北の地で生まれたのが想像できる暖かみのある人形である。(1912年創立)

愛くるしい少女や少年の顔立ちは日本人にとっても親しみ深い。同じ人形でも大きさはさまざまなのだが、この花を持ってリスを従えている少女は高さ95センチと24センチの2体である。

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左が27センチ、右が約1メートルのアンリ

「同じスタイルだけど、こっちの大きいほうって目が違わない?」

どれどれとスタッフが覗き込む。

「こっちの女の子の目、ちょっと誘ってる感あるよね」

小さい方は確かに目を閉じているが、大きい方はこちらを見つめ、少し色っぽくなっている。ほぼ実物大ともなると、作り手も彫り方が変わってくるのだろうか。

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こちらは27センチのアンリのアップ

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1メートルのアンリの方はアイシャドーもしているようないないような・・・・・・・

「くらしのくら」人形人気度(売れ筋)はリヤドロが一番だが、フンメル、アンリとも底堅い人気がある。

アンリは木彫りでイタリア、リヤドロは陶器でスペイン、フンメル(元ゲーベル・現在生産中止)は陶器でドイツと作り方も原産地もそれぞれ異なるが、少女や少年の日常の生活がにじみ出てくる作風である。

アンリ

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どの人形も、スキーをしていたり、ラッパやバイオリンを吹いていたり、動物と戯れているスタイルが多い。

フンメル人形

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リヤドロ

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こうして比べてみると、アンリは子供や動物の笑顔に思わず引き込まれる魅力がある。更に、アンリの人形の笑顔は田舎の匂いがする。子供も動物もみんな笑っている。

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それが、日本の泥人形とは違うのだ。かわいいだけでは無いこの笑顔が日本人を引きつける魅力なのかもしれない。

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