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リサイクルのリクルート

リサイクルショップくらしのくらは現在リクルート中です。
 

大塚家具が下取りを伴わない中古家具の買い取りをはじめた。国内最大級だという中古家具のショールーム、リユース専門店の出店をすすめ、リサイクルでの売上見通しが5億円とのこと。(零細なリサイクル店の売上がその分消失する)

IKEAもまた家具などを中心に下取りし、イケアで使用できるカードで還元するという。零細企業の砦でもあったリサイクル業界に大手企業が進出してくる。アベノミクスのツケによる大企業と中小企業の二極化はリサイクル業界でも顕著である。

また、中小企業を中心に人手不足が解消しない。ハローワークによれば、今は営業も、販売も求職者が少なく、ほどほどあるのは事務職とのこと。しかも、五十代から六十代が多数を占めているらしい。

このような環境の中での「くらしのくら」リクルートである。リサイクルもリクルートも「リ=再び」から始まる。リクルートの語源は「再び育つ」という意味らしい。今回のリクルートでリセット、リフレッシュされた職場環境をつくりたいものだ。

募集しているのは着物担当と家具担当各1名。経験がないから出来ないというわけではないが、誰でもできるというわけではない。一般の接客などのように外から仕事の内容が見えるわけではない。ひとくくりで言えない「奥が深い」仕事なのだ。

仕事の内容やスタッフを丁寧に伝えていくために、「仕事百貨」という求人サイトに掲載することにした。


モノと人生の交わり « 日本仕事百貨

このサイトの素晴らしいところは求人をしている職場を担当者が訪れ、取材した内容を記事にして求職者に伝えるという点である。広告主が自分の会社の魅力を訴える求人広告とは異なる。「いいことばかり紹介したい会社は断る」求人サイトだ。前回の出稿の際は、この求人募集の記事を読んだ方から、リクルートならぬ買い取りの依頼があった。

このサイトからの応募は今のところ、新卒がほぼ半数、しかも関東圏外(外国含む)の応募のほうが多い。ネットでのコンタクトは地理的な境界というものを軽々と超えていくようだ。嬉しい限りである。新しい風が仕事場を吹き抜けていくことに期待が膨らむばかりである。

補)景気が上向いていないにもかかわらず、有効求人倍率が好景気なみという摩訶不思議な現象がある。そして、新規求人数のうち実際に就職が決まった「充足率」は平成29年1月で17.6%、採用した会社は4,5社の内1社ということである。求人を必要としない企業が採用依頼しているのか、相互に厳しい選別をしているのかわからないが、明るい数字ではない。

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