モノ語りヒト語り

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桜散りて花筏(いかだ)

桜は地元の桜がどうあれ一番である。住んでいる近くの公園の桜が一番気にかかる。それが「くらしのくら」にとっては呑川緑道の桜なのだ。

3月27日から呑川緑道と駒沢通りの交差する橋から桜を観察してきた。ここは小さな川に桜の枝が垂れ下がり、絶景ポイントなっている。勝手に「深沢の千鳥が淵」と命名している。多くの人が立ち止まり記念撮影をする小さいながら人気の場所である。

その賑わいを縫って撮影した桜の写真を「くらしのくら桜だより」として、楽天やヤフオクでお買い上げ頂いたお客さまに品物を送る際に同封した。

第一号(3月27日)

まだつぼみです。

弾二号(4月2日)

東京気象庁は、3月21日に全国で最も早い桜の開花宣言をした。(東京都千代田区の靖国神社にある桜の標本木)ここ呑川緑道の標本木は、東京の開花宣言より12日遅れて4月2日となった。

第三号(4月8日)

写真ではわかりにくいがこれで七分咲きだろうか。

第四号(4月10日)

これぞ満開!

東京気象庁4月2日満開との発表だが、「くらしのくら」は呑川緑道での満開は4月10日だった。

4月16日日曜日の呑川緑道。もう花見の散歩客の姿は見えない。桜が散ると同時にいつもの静かな緑道に戻る。呑川の奥に桜の花びらが集まり、花筏となっているのが見える。一人の老人がその花筏にカメラを向けている。

これがその花筏のアップである。ここに寝転がったら浮くのではないかの如き絨毯模様。

今日4月15日は、花も散りはじめ、その名残が風と共に店内に容赦なく入ってくる。今日このごろはチリトリが手離せない。

私たちの標本木である桜は、緑道沿いの桜の中でももっとも遅く開花したので、長い期間楽しめると思っていたのだが、散る時は同じであった。

散り際の良い桜である。

おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
(祇園精舎)

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