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古今東西くらしのくら動物園

突然ですが、くらしのくらには何種類の動物がいると思いますか?
絵画、食器、アクセサリー、オブジェ、着物、あらゆるものに動物モチーフが潜んでいます。

まず代表格としては、犬、猫。これはリヤドロ、ロイヤルコペンハーゲンのフュギリンモチーフとして大活躍。タイトルも「驚いた仔猫ちゃん」、「上手にできたね」と物語の一部をみるような感覚です。

その他のオブジェアイテムは、鳥(ペンギン、アヒル、ふくろう、にわとり、白鳥、七面鳥、アオゲラ、コマドリなど)、クマ、トナカイ、イルカ、羊、馬、魚、ねずみ、へび、虎、アザラシ、ラクダなど。旅の思い出に買われた小さな置物が多いようです。クマはもちろんぬいぐるみの定番です。現在は3人仲良く座っています。フクロウは東西問わず幸運、知恵の象徴として置物、帯の文様などいろいろなところで発見できる人気者。

ここ最近で多い動物は、”りす”です。”りす”コレクターの方からコレクションの一部をお買取りさせていただきました。ガラス、陶器、アクリル、石などの素材で、お国は分かりませんが、かわいかったり、ちょっと怖かったり表情はさまざまです。
そういえば以前にも「うさぎ」コレクションのコーナーが店に出現したこともありました。

食器に見られるのは、蝶、蟹、鶴、七面鳥、魚、兎、豚。特に蝶と鶴は古伊万里や有田焼の作家物に染付られ、吉祥文様であることがうかがえます。この二つは着物の文様にも多く古くから親しまれているようです。
アクセサリーの変わったところでは、カエル、タツノオトシゴ、ライオン、トカゲ。胸元でライオンやトカゲが目を光らせるのも一興です。


着物、帯部門では、千鳥、鴛鴦、鶴、てんとう虫 金魚、蝙蝠といったところでしょうか。
千鳥は”波に千鳥”という波とセットになっている伝統文様があります。特に尾形光琳がデザインしたとされている”光琳千鳥(コウリンチドリ)”はデフォルメが魅力です。実際の千鳥の画像とはだいぶ違うので、さすが尾形光琳のデザイン力!

さてさて、全体としては種類はやや少なめかしら、という印象です。今はいませんが過去にお取り扱いしたことがあるのは、象、アンテロープ、牛、亀、猿、蜘蛛など、きっともっとたくさんの動物に出会っているはずです。。

おさらいします。
犬、猫、鳥、りす、熊、トナカイ、イルカ、羊、馬、魚、ねずみ、へび、虎、アザラシ、ラクダ
昆虫、蟹 カエル、タツノオトシゴ、ライオン、トカゲ、豚、ウサギ、全23種!(犬種、鳥類の種類はまとめています)
動物は同じモチーフでも作られた時代、国、素材、作者によって様々。まさに多様性の表れ、くらしのくらならではの特徴のひとつ「古今東西」、多様性そのものです。

さらに忘れてはいけない動物がいます。お察しの通り「人間」です。フンメル人形、各国のお土産品、版画に中世ヨーロッパの君主、帯に描かれた平安時代のお姫様、チベットの曼荼羅の中にも、古今東西の人間がいます。

23種類+1=全24種類 これが冒頭の問いの答えです。

番外編として、架空の(伝説の)動物も紹介しましょう。
鳳凰、龍(着物、帯、帯留め)、ユニコーン(藤城清治の作品に)、シーサー(沖縄の徳利に)が動物園のようなくらしのくら店内に隠れています。


(2025/7現在)

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