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「フリッツ・ハンセンの歴史展-145年の歩み-」 見に行きました。

フリッツ・ハンセンの展示を見に行きました。

先日、当店でも取り扱いのある家具ブランド『フリッツ・ハンセン』の青山本店
で催されている展示を見に行って来ました。
「フリッツ・ハンセンの歴史展-145年の歩み-」 ・ ・ Fritz Hansen Heritage Museum 
という展示ですが、1800年代後半、家具のパーツ屋から生まれた
フリッツ・ハンセンの歴史を代表的なイスで振り返る。といった内容です。
本社のあるデンマークから貴重なアーカイブと、日本のコレクターから作品を集め
40~50点ほど展示され、古い順に並べられていました。



圧巻ですね、、、。
『フリッツ・ハンセン』と聞くと、セブンチェアやアントチェアのように
『軽くて、普遍的なデザインだけど、可愛らしさがある』ようなイメージが湧きますが、
創業当初はシッカリした無垢のイスも作っていますし、思わず『どうやって座るの!?』
というようなデザイン性の強いイスも作っているんですね。

数々のイスに魅入っていると、ショップの女性のスタッフの方が声をかけてくれまして、
『フリッツ・ハンセン』の歴史や、デザイナーを務めたアルネ・ヤコブセンとポール・ケアホルムの
関係や『フリッツ・ハンセン』の企業風土など熱心に説明してくれて非常に勉強になりました。
自分の扱っている品物や会社について楽しそうに語られる姿はとても好感が持てましたし、
また会期中に来ようと思いました。

話変わりまして、実はくらしのくらにも展示されてもいてもおかしくないくらいの
貴重な『フリッツ・ハンセン』のイスがあるんです。



エチュードチェア 4135 デザイン アルネ・ヤコブセン 

港区にお住いの家具好きなお客様からお買取致しました。
実はCasa BRUTUS 2017年3月号 P104 に掲載されていたお品物ですが、その説明によると
 「デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセンが1950年代にイギリスのオックスフォードにある
セント・キャサリンズ・カレッジを設計した際、建築に合わせてデザインした。
ヤコブセンと長く協業した<フリッツ・ハンセン>が、78年から一時的に生産した稀少なモデル。
全体的にプライウッドを使い、無駄のない構造に優美さが光る。」
(以上、Casa BRUTUSより抜粋)ということです。

アントチェアが1952年、セブンチェアが1955年、エッグチェア、スワンチェアが
1958年に発表されており、おそらく同時代にデザインされたものと思われます。
アントチェアなどに代表作に象徴される可愛らしい曲線的なフォルムとは異なり、
3300シリーズや、オックスフォードチェアに見られる直線的な雰囲気が伺えますね。
プライウッドが使用されている各パーツの組み合わせはフリッツ・ハンセンならではの
技術力の高さが発揮されています。
全体の状態も良く、ほとんど流通が確認出来ない為、稀少な品物です。

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