モノ語りヒト語り

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千客万来

今日は珍しく朝から青空がのぞいて、爽やかな五月晴れとなりました。こんな日はお客様も早くからご来店下さり、まずはアンティークブックシェルフを皮切りに家具が何点か売れていきました。

少々長居していたレトロなケビント(医療器具を入れる白いキャビネット)も、とってもおしゃれなお若いご夫婦がお買い上げ下さり、午後には配送という事になりました。

ケビントに陳列してあった Nゲージ(ミニチュアの電車)達や他の商品はひとまず空き箱に移して、ケビントのお掃除です。

掃除をしている間もお客様はお一人、お二人とご来店なさいます。ご不要なお品をお持ちになったお客様がいらっしゃいました。お持ちいただいたお品の中にはどうしてもお引き取り出来ないお品もあります。こういった場合本当に心苦しいのですが、お断りする事があります。

お客様から「どういった品物なら引き取れるのですか?」と質問され、困惑いたしました。どれも良いお品なのです。ただ、この店にご来店下さるお客様が気に入って下さるかどうか?これは私達スタッフの経験と直感、としか言いようがないのです。この直感、外れる事もまま、あるのですが・・・。どうぞお許し下さい。 

20代の男性のお客様がご来店なさいました。

店に入るなり、「あれ~、電車、全部売れちゃったんですか?」 と、空っぽのケビントの中をのぞいています。入れ替えの為にストックにしている事をお話しますと「じゃあ、まだあるのですね。ちょっと見せてもらえますか?」お客様は 電車の入った空き箱の中を覗きながら、「ああ、まだあった。これすごく状態いいですよね。こんなのなかなか無いんですよね。ほら、これも。」

「電車は、誕生日に父親からプレゼントされたのが始まりで、集め始めてから もう20年近くになるんですよ。部屋中 電車だらけ。ざっと200万位かかったかな?この電車って結構するんですよ。この間は、友達が 1セット28万もするのを競り落としましたよ。

でも、今はそれよりも 歌に凝っていまして。カラオケ歌いまくっています、はい。ちょっと古いんですが、『来生たかお』って知っていますか?あの歌をやっているんですよ。」

♪~さよならは わか~れの ことば~じゃなくて~♪、今にも歌い出しそうな勢いです。

「プロになれないかなぁ、なんて考えて、いろんなプロダクションのオーディションを受けてるんです。親はおまえ無理だからやめとけって言うんですよね。でも、結構いい声しているって友達が言うんですよ。今度 また、オーディション受けに行くんですよ。あっ、こう見えても 私サラリーマンやっていまして。」

お客様のお話は続きます。

「時々ここにに来て、電車あった、と思うと何だか嬉しくなっちゃいまして。また来まーす。次は必ず買いますから、この〇〇。待ってて下さいね。あっ、このティッシュ頂いていいですか?すぐ無くなっちゃうんですよね、ティッシュって。じゃあ オーディション、頑張ります。今日はどうも有難うございましたぁ~。」

入り口で丁寧にお辞儀をしてお帰りになりました。お客様!近い将来、街角から お客様の歌声が流れて来るのを楽しみにしております。

外国の方も本当によくご来店なさいます。

すらりとスタイルの良いロシア系のお客様が和食器をレジに持って来られました。
お連れはアラブ系の方です。土地柄でしょうか?代金を頂戴しお釣りをお渡ししようとして、手が止まりました。

お二人がレジ前で抱き合いながら、チュッ、チュッとなさっているのです。外国では当たり前。当たり前。と納得しようとしました。が、??マークが頭の中を渦巻いています。だって、お二人はうら若き女性同士。これは土地柄ではありません!?

そんなこんなで夕方になり、クリーニングされたケビントは、楽しみにしていらっしゃるお客様の元に目出度く、嫁入りしていきました。

「くら」の一日をしっかり見ていたケビント、今日の土産話はとびっきり!!

( y.m記)

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