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サンドイッチバイキング パン切りガイドは リサイクルされてしまうのか?

突然、サンドイッチバイキングをすることになった。
パンのミミを揚げておやつに持っていった時に、この美味しいミミの内側の部分を食べたいとのリクエストがあったことがきっかけである。
では、サンドイッチバイキングで思いっきり食べよう、ということになった。

❶イベントの告知

❷食パン購入とスライス

芦屋に本店があり、セレクトとプレミアの二種類のみの販売をしているパン専門店「PANYA」さん(駒沢)で食パンを購入したが、パンのスライスはしていないとのこと。となると、自分たちでスライスしなければならない。

急遽、サンドイッチの厚さにスライスできるパン切り器を購入したものの、果たして素人が
この柔らかい食パンを厚さ7ミリに切れるものか、「PANYA」さんに相談。
できたてのパンは柔らかくて切りにくいので、一日おいてからのほう切りやすい、とのアドバイスを頂いた。だがバイキングは木曜日開催で、「PANYA」さんは水曜日がお休み。
そこで、当日は10時焼き上がりのパンを11時まで冷ましてもらい、その後、12時まで
1時間ほど冷蔵庫で冷やしてからスライスするという策を教えてもらう。

当初、3本で充分かと思ったが、念の為4本購入。
冷蔵庫から出した食パンはまだ柔らかいが、ここまで来たら切るしかない。
用意したパン切りガイドはパンをボードに押し当て、ミゾにに沿ってパン切り包丁で切る
という簡単なもの。
パンを抑える力加減が難しく、時たま厚さにムラがでるものの、素人の仕上がりとしては
上々の出来であった。
食パン1本から24~25枚のサンドイッチのベースができた。合計140枚強である。

❸材料の準備~三々五々のバイキング

材料はサンドイッチバイキングのお知らせに記入したものと同じだが、シーチキンや三種類のジャム、ピーナッツバター、辛子ペースト、コンビーフなどの他に、手作りキーマカレーが急遽参入、材料はけっこう賑やかになった。

当日の参加スタッフは男性スタッフが4名、女性スタッフが5名の9名。12時から14時30分頃まで2~3人ずつでテーブルを囲むこととなった。(食事時間は仕事に応じてフリーシフト)

できたてのパンは柔らかくて何もつけなくても美味しい。最後はパンが足りなくなり、参加出来なかったスタッフの分を作ることができなくなるという、思わぬ好評ぶりだった。

★中にはこのバイキングのために朝食を抜いてきたスタッフもいたらしい。
★夕食用にサンドイッチをお持ち帰りする準備をしていたスタッフもいたらしい。

❹ランキング

数あるサンドイッチ材料での一番人気は「ハムカツサンド」。
お店で買うハムカツサンドと異なり、サンドイッチに挟まれるなど想定していないハムと衣の厚さである。パンの3倍もあろうかと思う厚さのハムカツが薄いパンに挟まれている姿の豪華なこと。
トンカツやコロッケより挟みやすいこともあって、あっという間に完売!

二番人気は飛び入り参加のキーマカレー。カレーはどんなシチュエーションにも柔軟に対応できる心の広い食材であることを再確認することになった。ご飯もうどんもそばも、ましてやパンも「どんとこい」と受けて立つカレーの包容力に敬意を表したい。

意外性を狙って「桃屋の江戸むらさき」も用意したが、狙った本人しか手をださなかった。
オイシイのになあ。やはり、長年の食体験と偏見を打ち破るのは非常に難しい。

❺派生食品パンミミの大量発生

バイキング後に残ったのは大量のミミ。そもそも「パンの中身を食べたい」
と始めたバイキングであったが、これを粗末に扱う訳にはいかない。
1本が1.5斤分なので6斤分のミミ。その量たるや、まるでパン屋さん並である。

翌日朝、油であげること30分。出来上がったパンのミミ揚げ、この写真の皿で6杯分となった。
スタッフの甘いおやつになったがこれも3日で売り切れ。

❻反省会

次は食パン6~7本(9~10斤)を用意。
(1人1斤)
トンカツをやめてハムカツを3倍に。
カレーの量を倍増。
蜂蜜追加。
江戸むらさき不要。

❼パン切りガイドの運命

「今度はミミ付きのサンドイッチがあってもいいね」とスタッフが一言。
そもそも「PANYA」さんは「この最上級のパンは耳までやわらかくおいしい」と
うたっているのである。
手間をかけずに、ミミ付きブサンドイッチにするのが正解かもしれない。
となると、あのパン切りガイドの出番はもうないのか。

「次はミミつきサンドだって?」
その方が美味しいんじゃないかって言われりゃあ、
ネットでパン切りスライサーを探し回った苦労なんざ、
どうってことないっす

担当者の独り言が聞こえる。

いつでも期待に応えられるように、パン切りガイドは
すぐリサイクルにまわすことなどはせず、食器棚の奥に保管することにしよう。

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