モノ語りヒト語り

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変身!足で踏まないホワイトデスク

着物のお買取りでお伺いしたお客様の部屋にあった
ホワイトデスク。

見た瞬間
「あ、かわいい!」と着物担当の大石。

お着物の買い取りでお伺いしたお客様の部屋に入った瞬間、
目に入ってきた真白なデスク。
目を凝らして良く見ると足踏みミシンであるとわかる。

実は「くらしのくら」
より購入したシンガー足踏みミシンを
今回、着物の買い取りを依頼したお客様、朱雀様が自分の手で解体、ペイントした
オンリーワンの品物でした。

数か月前に通勤途中のバスから「くら」に展示してあったミシンを見つけ、
直ぐ電話をして配送してもらったとのこと。

ミシンをテーブルに仕立てたリメイク品を、他の店で見つけたものの
値段(10万円)の高さに諦めていた時のサプライズ。

「もう、バスから降りてすぐ「くらしのくら」に電話したわよ」

リユースの神髄ここにあり!というしかない。

このようなミシンはほんの半世紀前は日本のどの家にもある、
洋裁や服の繕いに必須の道具だった。
国産では蛇の目ミシンが主流で、次にシンガー、ブラザー、ジューキなど
多くのメーカーが参入していた。

今や「いらないミシンはありませんか?高く買い取りますよ」と電話をして、
貴金属の押し買いのキッカケに使われているくらいに、
家では邪魔扱いされている。

「このシンガーのマークがいいのよ」と朱雀様。

「左脇のミシンテーブルの支えガイドはフックにしてるの」

「お客様は神様です」じゃなかった、
お客様は私たちリサイクル屋の良き先生ですね。
「今後は古いシンガーミシン集めますので、
その際はペインティングよろしくお願いします」と
楽しいお約束をして買い取りを終えてきました。

(劇作家である朱雀様の了解を得てお名前と写真を掲載いたしました)

追伸

これはリメイクの際朱雀様が自分で取り外したミシン本体。

朱雀様より処分を依頼され引き取ってきた。
どなたかこのミシンを再生する知恵を貸していただけませんか?
しばらく保管しておきますので
よろしくお願いします。

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