お買い取りしたブロンズ像 作家不明です・・・
高さ50センチほどの少女のブロンズ像である。
刻印もなく作家不詳だ。
だが、瑞々しい女性の感覚が肉体にほとばしるようなリアリティがあって素晴らしい。
ふと思い出したのが府中市民の森公園に点在するブロンズ像であった。
東京都府中市は大企業や競馬場があるせいか、文化・スポーツ施設がとても充実している。
オブジェから歴史的な人物まで様々なブロンズがあったが、数点の女性のブロンズが印象的だった。
だが、このお買い取りしたブロンズ像の「故郷の若いお母さんを思い出させるような純朴な味わいとは異なるような気がする。
府中ナビにその一部の写真が掲載されている。
リンクフリーなので参考までに。
これが顔のアップ。この高さ50センチほどのブロンズ像には素朴な味わいと力強さがある。
下の写真は山崎朝雲作のブロンズ像（高さ30センチ）である。山崎朝雲は高村光雲の弟子で木彫りの作品が多い。
子猫を抱いて柔らかい笑みを浮かべている少女の表情や繊細な彫像が魅力的である。
だが、お買取した女性のブロンズ像とは異なる。
ブロンズ像は一見、同じように見えるのだが、じっくり見ていくと表現の違いがよくわかる。
今、現物で参照できるブロンズ像はこの山崎朝雲作の少女像しかない。
どなたか、このブロンズ像、どなたの作品なのかおわかりの方お教え下さいませ。
野坂
