モノ語りヒト語り

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カッコイイエゲレス人

イギリス人を始めヨーロッパの人は、モノを大切にすると思う。私の友人のイタリア人は、ひい祖父母の使っていた革のトランクをまだ使っている。本当に100年モノである。アンティークではなく生活のモノなのだ。

そんな話をお客様であるP氏(イギリス人)にした時のことである。P氏も即座に「ほら、この時計は30年前、この携帯は15年前、何も新しいものは必要ない」と自慢気に私に見せた。確かに!エクセレント!!!

「日本人の骨董価値は年代が浅い、日本だと僕は骨董になってしまうよ。イギリスには本当の古いものがまだまだたくさん残っているよ。」 彼の話は止まらない。

ご一緒だった美人の奥様曰く、今の彼のはやりは“和洋折衷”だそうだ。

着物の帯をダイニングテーブルに巻きつけて見せる。漆塗りの盆を二重にして、洋風のプレートのように見せる。頭で分かっていても、このように“見せる”ということはなかなか難しい。

「何を知っているかが問題ではない、誰を知っているかが重要なのだ!」

なかなかカッコイイエゲレス人である。中身もカッコもカッコイイ気づけばそんな話しを1時間近くしていたであろうか。すっかり意気投合。話は早い。来月P氏の渡英に合わせて、私たちもイギリスに行くことにした。

私こと店長は、相変わらずのお調子ものである。来月のレポートはイギリスからということに?

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