モノ語りヒト語り

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守り猫

銀座の近鉄デパートで【猫アイテム展】があり、足を運んでみた。その名称は定かではないが、置き物は勿論のこと、うちわ、暖簾、箸などなどすべて猫がらみのモノを集めた展示会であった。

その中で妙に愛嬌のある置物に目が引かれた。それは確かに招き猫の容姿はしているが、いわゆる縁起モノのそれとは程遠い。一言で言ってしまうと肥満猫なのである。
しかも子猫9匹も抱えている、子連れ猫なのだ。

カンガルーばりの大きなポケットが前後に付いていて、子猫達がすっぽり納まるようになっている。後ろには「2000ポケット」とサインもある。他の猫と違ってどことなく品がある。見ていて飽きない。これだ。いずれ店をオープンしたら守り猫として店に置きたい。そう思って購入したのが3年前の夏のことである。

そして2年前、店のオープンと同時に【守り猫】として店に置かれた。「この店のものはすべて売物です」がウリであるが、この【守り猫】だけはオープン当初から、 not for sale である。

ところが、この【守り猫】なかなかの人気者である。ちょくちょく値段を聞かれるが、その度に「すみません」となる。

1年間そんなこんなで断ってきたのだが、あまりにも問い合わせが多いので、3年前の記憶をたどり、ようやく作家の方と連絡がとれた。ツチネコ作家の東さんである。

「一つ一つ手作りで作るので2つと同じ物ができません。似たようなものであれば作ることができますが、いつ出来るかは分かりません」と言う返事をいただいて気長に待つことにしてお願いした。

待つこと半年、ようやく大小6匹の猫たちが(付属の子猫たちをいれると総勢20匹)届いた。

どきどきしながら開封してびっくり。なぜなら猫の表情がとても色っぽかったのだ。
3年前の猫よりも、ちょっとほほを赤らめて目がうっとりとしている。これまたなかなか見ていて飽きない。

ところが、さて写真でも撮ろうかな、などと思っているうちにまたまた引き取り手が現れてしまった。故にマタマタ写真が無い。半年待って、去るのは一瞬。

さて写真は我が店の【守り猫】です。こいつもなかなかいい顔してるでしょ?一度店に見に来てくださいね。

20020822

残念ながら not fot sale ですけど。

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